ベッドに入って寝れるときと寝れない場合があります。不眠には色々な理由があるでしょうが私は自律神経が交感神経亢進状態にある時になると思います。
では自分の自律神経が交感神経か副交感神経のどちらにあるか知ることがひつようです。自分の自律神経の状態を知るために私は脈をみて判断しています。誰にも出来ますからやってみて下さい。触れる脈は橈骨動脈です。手のひらを上にして手首の右側で指一本肘よりのところに骨の出っ張りがあります。この骨の肘よりのすぐ下に脈が触れると思います。ここを反対の親指で軽く触れます。
運動した後は脈は大きく早くなっているのが分かります。この時は交感神経がはたらいています。一方でくつろいでいるときが副交感神経がはたらいています。脈は小さく遅く振れています。この時の小さく遅い脈の状態であれば寝れる確率が多くなります。個人個人で脈の状態を感じておく必要があります。
寝る前にヨガが呼吸法をしたりクラシックを聴いたりすると脈が落ち着いてきます。寝付いた後目が覚める中途覚醒のときも脈が大きくなっているかもしれません。こんなときは両手を合わせて合掌して呼吸をゆっくりしてけださい。脈が落ち着いてきますから。合掌は心を穏やかにします。すると脈も落ち着いてきます。そしたらまた寝れます。 一時的な動悸もこの合掌で緩和されるもしれません。
はり治療のあともよく寝れます。やはり自律神経が調整されているためです。自律神経の働きは色々な方法があるので自分にあったものを見つけることが大切です。その時に今のその時々の身体の状態と脈の状態を見ていくようにしていくと脈をみて自律神経が交感神経に傾いているのか副交感神経に傾いているのかだんだんわかってきます。ヨガをやる前の脈と終わった後の脈をくらべても脈の違いがわかります。脈を見る時間はほんの数秒でできます。
脈は熱があると早く、夏は脈が浮いて冬は沈み勝ち。緊張したり心配は脈が速くなり心が落ち着いているとゆっくりします。痛みが強いと硬い脈になりがちです。とにかく自分自身のなかでの脈の変化に注意してどんな脈の時に寝付けないかチェックしてみてください。してその脈をもっとゆっくり、小さくなるように調整してください。まずは合掌をためしてみて下さい。